ラクトバチルス・ロイテリ菌は、 ※WHO/FAOが要求している人間の健康に有益な影響を与えるプロバイオティクスのすべての条件をもっているプロバオイティクス乳酸菌です。
これまでロイテリ菌の効果および安全性は、すべての世代の3,000人以上もの被験者に対する40種類の臨床試験によって研究されてきました。この研究成果は、学会誌で25もの論文として公開されています。また9つの臨床試験は、口腔学会などの学術大会で発表され、公開されています。
このようにロイテリ菌は他のプロバオイティクスに比べて、最も研究を経てきたプロバイオティクス乳酸菌であるといえます。
ロイテリ菌は元来、生まれてくる赤ちゃんに自然からの最初のプレゼントとして母乳を通じ体内に定着していました。しかし残念なことに、現代社会における投薬治療や食品添加物等、ライフスタイルの変化のなかで失われてきており、現在では一般に7人に1人しか保有していないといわれています。
古来からのライフスタイルに近い国や地域で暮らすヒトの体内には、現在もロイテリ菌が多数存在する一方で、都市部で暮らすヒトの体内からはロイテリ菌が検出されなかったという実験報告があります。
ロイテリ菌は、抗菌物質を産生することで悪玉菌を抑え、相対的に善玉菌を増加させます。まさに「指揮者」として体内の菌バランスをコントロールする働きがあるのです。
お口から胃・腸に行き渡り、菌質改善によって免疫力を上げ、病気の予防や症状の軽減に貢献することが、多くの臨床試験のなかで明らかにされてきました。
ロイテリ菌は、ノーベル生理学・医学賞選定機関としても有名なスウェーデンのカロリンスカ医科大学で90年代から数ある乳酸菌のなかでも研究が続けられてきました。科学論文184件、博士論文14件、被験者数15,500名以上と、数ある乳酸菌のなかでも圧倒的な臨床実験実績を誇り、世界100以上の国と地域で活用されています(2018年3月時点)。
口内では歯周病を抑え込み、また腸内では免疫細胞を活性化し感染症や風邪、そしてアトピー性皮膚炎やその他アレルギー症状を低減することが報告されています。また、胃酸抑制剤との併用でピロリ菌除菌したという研究結果もあります。
世界保健機関(World Health Organization: WHO)は、「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関です。1948年4月7日の設立以来全世界の人々の健康を守るため、広範な活動を行っています。現在の加盟国は194カ国であり、我が国は、1951年5月に加盟しました。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/kokusai/who/)
食糧農業機関(Food and Agriculture Organization: FAO)は、世界各国国民の栄養水準及び生活水準の向上・食料及び農産物の生産及び流通の改善・農村住民の生活条件の改善を通じて「世界経済の発展と人類の飢餓からの解放」を目的として設立された専門機関です。
「国際連合食糧農業機関(FAO)の概要」(外務省)(https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/fao/gaiyo.html)をもとに作成
口内の約500種類以上の菌のバランスをロイテリ菌がコントロールすることで、不要な悪玉菌を殺菌し、炎症を抑制します。歯周病や歯肉炎を抑え、歯槽膿漏になることを防ぎます。
スメルハラスメントの原因として話題を集めている「口臭」。ロイテリ菌の日常的な摂取が臭いの元となる悪玉菌を抑制することで口臭対策につながります。
ロイテリ菌は機能性腹痛(FAP)などの細菌、真菌性の感染症を減少させ、腸内環境を整えます。便秘の改善から「ピロリ菌」の抑制、ロタウイルス胃腸炎の改善に効果を発揮します。
腸まで生きて届き、免疫を向上させることで健康が増進されます。また、胃腸も健康になることで、感染症アレルギー、アトピー性皮膚炎の改善にも力を発揮します。