専門家に聞く ロイテリ菌ではじめる新しい健康習慣

「オーラルケアに
ロイテリ菌をプラス」

日本歯周病学会理事・専門医・指導医、
日本大学客員教授
若林 健史 先生

オーラルケアに
ロイテリ菌を
プラスすることで、
口はもちろん全身の
健康につながる

若林 健史

若林 健史
歯科医師
歯周病専門医若林歯科医院院長

歯周病の予防策は毎日の歯磨きと定期的に歯科医で口腔内クリーニングを行うこと、それに加えてロイテリ菌を摂取することにより予防効果が高まると考えられます。口は腸よりも外界に近く、外界から熱い冷たい、硬い軟らかいものが入ってく ることに加えて、咀嚼という強い力がかかるめ、善玉菌にとっても悪玉菌にとっても過酷な環境であり、ケアも難しい部位ということができます。しかし歯磨き、クリーニングに加えて、ロイテリ菌を摂取すると、口腔内の細菌叢は変わり、より 確実にむし歯や歯周病になりにくくなります。さらに腸内細菌のバランスもよくなり、体調も改善されていきます。患者さんには歯周病やむし歯との関係のみならず、腸や全身との関係からロイテリ菌のよさを伝えていますが、それをよいと感じ る患者さんは多いと思います。

オーラルケアにおいて長年、殺菌という考え方が強くありました。しかしこの考え方を推し進めてしまうと、歯周病菌やむし歯菌のみならず、口の中の善玉菌も減らしてしまう可能性があります。このため私は口も腸と同様に、細菌と共生するという考え方が必要だと思います。ただし歯科医の間ではバクテリアセラピーを疑問視している人がまだ多いのが現状です。歯周病の専門医でもバクテリアセラピーを取り入れている人は少数派で、国内で行われている研究はとても少なく、この分野に関連する学会で取り上げられることもあまり見られません。しかし、これからは細菌との共生を考えないと、よりよい治療に進めないと私は考えています。

日本に来ている欧米のビジネスマンの口は非常にきれいです。幼い頃からオーラルケアが指導されていることから、クリーニングのためにクリニックに通うことが習慣になり、日本人があまり使わないデンタルフロスも当たり前の存在になっています。日本人の口に対する意識が欧米人のように高まっていくきっかけになるのが、全身に悪影響を与える歯周病対策ではないかと私は考えています。

プロフィール | Profile

若林 健史
若林 健史 | Kenji Wakabayashi
歯科医師
歯周病専門医若林歯科医院院長

略歴

  • 1982年 日本大学松戸歯学部卒業。
  • 1989年 東京都渋谷区代官山にて開業。
  • 2014年 医院を代官山から恵比寿南に移転。
  • 2016年 東京都港区南青山にてオーラルケアクリニック青山開院。
  • 2017年 日本大学客員教授。

活動

日本歯周病学会理事・専門医・指導医、日本臨床歯周病学会副理事長・認定医・指導医・歯周インプラント指導医、米国歯周病学会会員等を務める。歯周病専門医・指導医として歯科医師向けや一般市民向けの講演を多数行っている。